2011年4月23日土曜日

翻訳メモリのトラブルシューティング (1)

ここ数か月で遭遇したトラブルとその解決方法です。もちろん私の環境固有のトラブルである可能性があります。


問題: Translation Work Space + MS Word の環境でセグメントを閉じると、エラーが発生し、翻訳が消去される。

解決策: IE 8 を閉じて、別のブラウザを使用する。


解説: 解決には少し試行錯誤が必要でしたが、いつの間にか IE 8 がクリップボードをロックする仕様になっていることが原因でした。MS Word と組み合わせて使用する翻訳メモリは、クリップボードを使いまくりなので、クリップボードを使用するソフトウェアは閉じておく必要がありました。でも、IE 8 までそんなことをするとは思いませんでした。


問題: Idiom WorldServer Desktop Workbench (以後 IWSDW)で作業終了後にソフトウェアを終了し、再度ソフトウェアを起動すると、翻訳メモリを読み込んでくれない。30 分後ぐらいに読み込んでくれるようになる。


解決策: 自動同期ソフトウェア (Windows Live Mesh など) を閉じる。


解説: この際に使用したメモリは、100MB ありました。IWSDW を終了すると、自動同期が作動し、100MBのメモリがストレージにアップロードされるまでロックされることがわかりました。この現象が発生しない Web ストレージもあるようです。IWSDW のメモリの実体は MS Access 形式なので、マイクロソフトの Windows Live Mesh によってデータベースであると認識され、ロックされるのかもしれません。


問題: クライアントから提供されたアセットを IWSDW で開こうとすると、アセット一覧が表示される前にソフトウェアが停止する。


解決策: タスク マネージャーを起動し、Word.exe を停止する。

解説: これもちょっと苦労しましたが、タスク マネージャーを観察して解決できました。IWSDW でアセットを開く際に Word のプロセスが呼び出されて何らかの処理が行われているようです。それは構わないのですが、呼び出した Word プロセスを閉じることができないことがあります。フリーズしたときに手動で Word プロセスを停止することで正常に処理できます。数分ぐらいかかることは普通にありますので、処理が正常に行われている Word プロセスを停止したりしないように注意してください。タスクマネージャーなどで、処理が完全に停止していることを確認してから停止してください。


といったことを日々解決しているのですが・・・翻訳以外の苦労が多いですねんねんころり。

0 件のコメント: