2010年9月28日火曜日

翻訳便利ツール (2) - Okapi

私のポリシーは「楽に仕事をするためなら、どんな苦労も厭わない」です。なので、仕事の合間に、世界のどこかで凄いツールが開発されていないか探し回っています。

どちらかというと、少し高度な内容なので、CAT ツール翻訳 (棺桶) に深く片足を突っ込んでいない方は、ここで引き返したほうが良いかも。

Okapi Framework
上の見出しがダウンロード ページへのリンクになっています。随分前から開発され続けているのですが、いまひとつ知名度が低い (少なくとも私は日本人が解説しているページを知らない) 翻訳管理ソフトウェアです。翻訳パッケージの準備から品質管理まで実行できます。しかも無料。

頼まれて十数人の翻訳者を同時に管理したときに使用しました。新し物好きな IT 系の人は、この UI を見てワクワクするでしょう。




ちびりそうです。もう、素敵なことができまくりです。
自分が使用したわずかな機能だけをピックアップすると・・・

用語の抽出
Term Extraction で頻出用語を抽出できます。もちろん抽出パラメータもカスタマイズできます。普通は結構な値段するので本当に助かりました。

翻訳パッケージの作成
XLIFF、OmegaT、RTF (Trados 互換) 向けに翻訳パッケージを作成できます。まぁ、この種類をエクスポートできれば問題ありません。OmegaT や XLIFF で出力できれば、Trados どころか Windows さえ不要です。また、ものすごい数の入力ファイル形式に対応しています。書ききれません。

Quality Check
QA Checker も強力です。翻訳終了後のパッケージを受け取ったら、普通の正規表現チェックはもちろん、正規表現でソースとターゲットの特定の内容を抽出し、そのまま維持されているかどうか確認できます。メール アドレス、IP アドレス、URL アドレスとかは、TM を使用していると類似セグメントのアドレスをそのまま入れてしまうミスがあります。

下記はメアドが異なることが検出された例です。



乱数文字列を含む馬鹿長い URL のチェックは死ぬほど疲れるので、これは便利です (上記のメアドは両方とも私が所有していますが、ほとんどチェックすることはないのでスパムしても無駄ですよw)。

この他にも、鼻水出そうな機能があるんですけど、説明しきれないや。このソフトウェアの欠点は、機能と操作に慣れるまでが大変なことw

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通常の翻訳者が使用する機会はあまりないと思いますが、仕事がなく、家の片付けも終わり、食うものも食い、遊ぶものも遊びつくして何もすることがなくなった時にでもいじってみてくだサイボーグ 009 は萌える。
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2 件のコメント:

baldhatter さんのコメント...

おお、これは。ココナツミルクの中に沈んでて、ムニュムニュ食感のやつ...。じゃなく、シマウマに似てるけどキリンに近いやつ...でもなく。

これ、しばらく前にダウンロードだけしたことあって、でも機能が膨大すぎて放置してありました。今ちょうどいろいろなツールを触ってみているところなので、ついでに改めて使ってみます。

PT 以来、いろいろ刺激されっぱなしです!

sagtran さんのコメント...

さすがです。実は、baldhatter さんなら絶対触ったことあるだろうなと思ってましたw

昔は .NET で開発されていたのですが、今は Java のようですね。何か新しい発見があったら、是非 baldhatter さんのブログで紹介してください!