2010年10月16日土曜日

フリーランス翻訳者について

友人の友人が翻訳に興味があって、ぜひ翻訳業になりたいということで、自分のエージェントを紹介したことがあります。どこにでも転職できるような語学の経歴を持っている人だったんですが、トライアルに不合格。少々気まずかったです。

ある程度の翻訳のルールを知らないと、英語力があっても失敗するという例でしょうか。あと、独立するという覚悟も足りなかったかもしれません。

フリーランス翻訳者になるということは、転職ではなく独立なので、それなりの覚悟が必要です。フリーランスの語源は、傭兵団にも入らずひとりで戦う兵士。所属のない兵士は、すべてを自分で片付けなくてはなりません。まぁ、金次第でどちらの味方にもなるポリシーのないやつとも言えますがw

Cat
翻訳は英語できるだけじゃだめだにゃー
私が同業者と一緒にいて安心するのは、しょっちゅうときどき辛い目に遭いながらも困難を乗り越えて、翻訳を続けてきた匂いを感じるからでしょうか。

格好良く言えば、フリーランスが戦場で出会い「よう」という感じかな。自分が経験したことを、この人も経験しているんだろうなという意識。

ツイッターでも、気持ちがわかりすぎるので翻訳関係の話題では「あるある」の連続。一致しないことといえば、「たい焼きの尻尾にあんこが入っているべきか否か」という翻訳とは関係のない話題ですw

今日は少しいいこと言った感じだニャロメ。

2 件のコメント:

baldhatter さんのコメント...

なんとも実に良い話でした。こういうまとめ方はとても真似ができません。

迂闊にも freelance の語源は知りませんでした。翻訳者が集まるときのあの居心地の良さ、いちばん納得できた感じです。

sagtran さんのコメント...

いつもコメント有難うございます。

私も異常に居心地がいいので、「なぜだろう」とずーっと考えていました。

そして「言葉にしなくても、理解し合えている部分が存在する」という結論に達しました。